第50回日本口蓋裂学会総会・学術集会にて口演発表しました!

第50回日本口蓋裂学会総会・学術集会にて口演発表しました!

筆者:松野インストラクター

このたび、5月27日・28日に開催された第50回日本口蓋裂学会総会・学術集会にて、PMU Global ChainsやBMC Clinicの取り組みとして、『口唇口蓋裂術後患者に対する医療アートメイクの整容的・心理的有用性の検討』をテーマに発表を行いました。今回の研究では、口唇口蓋裂術後患者を対象に、医療アートメイクが整容面および心理面へ与える影響について調査しました。

アンケート結果では、多くの患者様から高い満足度が得られ、不安の軽減や前向きな気持ちの変化がみられるなど、医療アートメイクが心理的QOLの向上に寄与する可能性が示唆されました。


発表を通して感じたこと

私自身、学会での口演発表は初めてだったため大変緊張しましたが、私たちが取り組む医療補助目的のアートメイクについて、多くの先生方に知っていただける貴重な機会となりました。

今回特に感じたのは、医療従事者の方々の間でも、興味はあるものの、認知度はまだ低く、医療アートメイクそのものについて具体的なイメージを持たれていない方が少なくないということです。

そう考えると、一般の方にとってはさらに分からないことや不安が多く、「興味はあっても一歩踏み出せない」という現状があるのではないかと改めて感じています。


今後の課題

今後、医療者に対してより説得力のあるデータを示すためには、

  • 症例数の蓄積
  • 客観的評価指標の導入
  • 長期経過における安全性の検証

が重要であると実感しました。また、統計的エビデンスをより明確にしていくため、研究体制の充実にも継続して取り組んでまいります。


PGCとして目指すこと

発表後には、多くの先生方から温かいお声がけをいただき、研究手法や評価方法について貴重なご助言をいただくことができました。今後は病院との連携もさらに深めながら、PMU Global Chainsとして、安心・安全な医療アートメイクという選択肢をより多くの患者様へ届けられるよう取り組んでまいります。いただいたご意見をもとに、研究・実践・教育の質をさらに高めてまいります。

私たちは、医療アートメイクは美容だけではなく、患者様の人生や自信に寄り添う医療の一つであると考えています。

『ここにほんの少し、色があれば』

そんな思いに寄り添い、少しでも笑顔が増えるお手伝いができるといいなと願いながら、施術を行なっています。今ある技術を、必要な方にお届けできるよう、これからもPGCは、学会発表や研究活動、情報発信を継続し、医療アートメイクの有用性をエビデンスとともに発信してまいります。

口唇口蓋

今回の発表では、共同演者の一人である大野看護師、事務局の松岡、また大阪を拠点として活動されている口唇口蓋裂患者会「笑みだち会」代表の小林えみか様、西山歯科医院の西山結実香先生にも見守っていただきました。医療アートメイクを通して患者様に寄り添いたいという同じ思いを持つ方々の存在を、大変心強く感じました。

最後になりますが、このような貴重な発表の機会をいただき、ご指導・ご助言を賜りました諸先生方、そして日頃より支えてくださるPGCやBMCクリニック南青山の医師・スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。今回の経験を糧に、グループ一丸となって、患者様へより質の高い医療アートメイクを提供できるよう、今後も研究・実践・教育の充実に努め、研鑽を重ねてまいります。

BMCクリニック南青山
PGC Schools国際認定講師
看護師 松野ゆり

関連記事